第41回:ダウンロード違法化問題に関する著作権フリー資料
既にダウンロード違法化が決定したかのような論調も見かけるが、今のところ、単に文化庁が法改正の方針を示しただけであり、この問題は何一つ終わっていない。
MIAUも緊急シンポジウムを開くという告知をしているし、弁護士の小倉先生などもさらに運動されると表明している。(小倉先生、勝手なトラックバック失礼いたします。ご迷惑でしたら、トラックバックをお切り下さい。)
今回は、ダウンロード違法化に反対する全ての人に対する個人的な応援として、私なりにダウンロード違法化問題についての概要をまとめた資料(何せ大したコネもない無名の私には使い道のない資料である。)を、ここに載せておきたいと思う。(あまり視覚的にできなかったことはあらかじめお詫びしておく。pptでもpdfでもjpgでも内容は同じである。)
この程度の資料で大した著作権が発生するとも思っていないが、この資料に関する著作権は完全にフリーとするので、自己責任で使っていただく限りにおいて、どこで利用していただいても構わないし、改変・マッシュアップも完全に自由である。(著作権法上どこまで、著作権の放棄が可能なのかは最後よく分からないが、この資料には財産権も人格権もないと思って使っていただいて全く構わない。その替わり利用に関して責任は負いかねるので、その点はご承知おき願いたい。)
この問題は既に終わったと考えて冷ややかに笑いたい者は笑えば良い。だが、その冷ややかな笑いも含めてあらゆる表現と文化は守られなくてはならないというのが私の考えである。そのためにできることを私はする。国民投票で決めたというのでもない限り、私がこのような不法を納得することはない。
(12月25日の追記:この資料は、このブログ名なりURLなりを付けて、ここを参考にしたとして使っていただいても構わないが、どなたでもそのまま(あるいは改変したものに)自分のクレジットをつけて使っていただいても一向に構わない。著作権は権利者団体に所属する権利者のためにのみあるのではないことを、著作権は使い方次第であることを、世の中には「無償かつ自由」の活動もあって良いことを、私は示そうとしているのだから。)
| 固定リンク
「著作権」カテゴリの記事
- 第477回:生成AI(人工知能)と日本の著作権法(2023.04.30)
- 第473回:閣議決定された著作権法改正案の条文(2023.03.12)
- 第467回:10月5日の文化庁・基本政策小委員会で出された、ブルーレイへの私的録音録画補償金拡大に関する意見募集の結果概要とそれに対する文化庁の考え方について(2022.10.09)
- 第466回:文化庁によるブルーレイに私的録音録画補償金の対象を拡大する政令改正案に関する意見募集(9月21日〆切)への提出パブコメ(2022.09.11)
- 第465回:文化庁による実質的にブルーレイを私的録音録画補償金の対象に追加しようとする政令改正案に関するパブコメの開始(9月21日〆切)(2022.08.28)
コメント